2月2012

司書の独り言

2012年2月29日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 先日、おおい町図書館で図書館祭りが開催され、ポスターの古本市の一文に興味をそそられて足を延ばしてきました。どんな本が出品されているかワクワクしながら図書館に足を踏み入れると、ライブの真っ最中で、なかなかの熱気に圧倒されてしまい、開場のロビーから図書室の中に逃げ込む始末………。しかし、弱気が功を奏して図書室の一角で懐かしい本に出会うことができました。たしか、最初の出会いは小生が中学生くらいのときだったかと思いますが、その本のタイトルは「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」です。
 この本は、ソフィーという女の子が差出人不明の手紙を受け取ることから始まりますが、その内容とは、大変不思議なもので、簡単に考える(哲学する)ことができないようなものでした。しかし、ソフィーは哲学を学ぶことで、物事を考えるということを知り、自分が何者なのかということにまで言及するようになるといった内容のものだったかと思います。
 この本は、哲学について単純に概論的な話を進めるだけではなく、自分について、自分の周りの世界について、自分と世界とのつながりについて考えるきっかけになるような内容の小説になっています。できれば、現代の中高生にこのような「自ら考え学びとる」助けになるような本を読んでもらいたいと考える司書の独り言でした。ちなみに、残念ながら一滴文庫にはこの本はありません。興味がある人は、おおい町立図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか。(S)

雪の花

2012年2月27日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 モミジの木に雪の花が咲きました。日中も気温が上らず、昨夜から降り積もった雪が、解ける間もなく凍ってしまったようです。樹氷とまではいきませんが、これも自然のなせるわざ、寒さも少しは和らいだ気分になりました。(U)

2012年2月26日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

庭の茂みの中に、山盛りの糞のかたまりをあちこちで見つけました。雪も融けた住み心地の良い庭を動物達が散策しているようでした。ウサギの糞なのか、鹿の糞なのか解かりませんが、見た目は汚くもなく、まるでお菓子のようでした。(T)

北海道 その2

2012年2月25日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 前回に引き続き、徒然なるままに北海道周遊記になります。
 これまで、九州生まれ九州育ちの小生が福井に来てビックリしたことは、やはり多量に降り積もる雪や氷柱の大きさでした。12月の末から1月中は、まるでシベリアにでもいる気分でした。しかし、今回初めて北海道の地を踏み、雪の量や氷柱の大きさなどを観察してみると、まるで福井が温暖な九州かのように感じられました。やはり、上には上が………。
 掲載した写真は、北海道に行く前に一滴文庫内で発見した「これはっ!」と思った大きな氷柱と、北海道で発見したとんでもない大きさの氷柱です。単純に写真では比較できないかもしれませんが、その大きさや密度たるや、まるで比べ物になりませんでした。
 出発前や到着後に、多くの人から「冬の北海道は大変だから、行く季節が悪かったね。もう少し時期が違ったら最高だったのにね。」と言われましたが、小生の好奇心は福井とは全く異なる雪景色に十二分に満足し、実りの多い数日間となりました。膨れ上がった好奇心は足取りを軽くし、寒さや単調すらも糧とする。しかし、求めすぎた好奇心は自分のいる場所さえもわからなくする。といったところでしょうか?ちょっと、はしゃいだ自分がいました。(S)

雪柳

2012年2月24日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 名前の由来どおり、ほんとに雪にすっぽり覆われてしまっていたユキヤナギが、柳のように強靭な足腰で雪を耐え忍び、白い花を咲かせ始めました。白い景色には少々見飽きてきたところですが、こんな白なら大歓迎です。雪ばかりで書くのも読むのも飽きてきた今日この頃、少しずつですが春のたよりを届けられそうです。(U)

竹を煮る

2012年2月23日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一日小雨降る振るわないお天気でした。
文庫の竹紙漉き工房で、竹を大釜で茹でていたので写してきました。大釜からは白い湯気がモクモクあがり、文庫の庭をつつんでいました。作業されていた西村氏に話しを伺うと、寒い冬は水が冷たくて作業は大変だけど、腰のあるいい表情をした紙が出来るので、楽しみです。との話しをしてくれました。(T)

※毎月第2日曜日に竹紙漉き体験教室を行なっています。ご希望の方は、一滴の里事務局までお問い合わせ下さい。
NPO一滴の里事務局 
TEL:0770-77-2445
FAX:0770-77-2366

2012年2月22日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 文庫を囲んでいる小さな水路に雪解け水が勢いよく流れています。山がいっぱいに吸い込んだ水を、水路横に開けた穴や、山肌の裂け目からも流しています。文庫が建つこの地の水の豊富さが伺え、ここにあった田んぼが、腰まで浸かるほどの泥田であったことがよくわかります。
 水が少なくなる夏まで溜めておいてくれたらと思いますが、これも自然のこと、流れはまかせて、流れゆく先を作ってやるぐらいでしょうか。水の流れを見ていると、どうしても「曹源の一滴水」を思い出しますが、まだまだ意味だけ追い求め、うまく説明しようとしている自分にまた気づく次第です。(U)

北海道

2012年2月20日

一滴徒然草画像

 16日からのことですが、出張のため北海道に舳先を向け、まだ見ぬ新大陸(これまで北海道には行ったことがありませんでした)に歩を進めており、先日無事に帰宅しておおい町の土を踏みしめることができました。
 今回は、渡辺淳先生との北海道行きとなりましたが、道中は笑いあり、涙あり、冷や汗ありで笑い(笑顔)あり………の連続だったような気がします。
 掲載している写真は、ホテルのロビーから見る岩内の風景と、敦賀のとある場所で立っていた自分(S)を渡辺先生がスケッチしてくれたものです。先生がスケッチしてくれた2枚のハガキですが、目に入るたびに、その時の記憶が蘇ります。
 もし、この徒然に興味を持った方は一滴文庫まで足を運んでください。冷や汗と笑いの部分について、若干の誇張を交えて説明します。(S)

今朝の文庫

2012年2月19日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

今朝は気持ち良い青空がひろがり、冷たい空気は澄んでいました。昨夜は※放射冷却が起こったようで、一滴文庫はカチカチに氷っていました。降り積もったフワフワの粉雪は朝日でキラキラ光り、庭の木々は綿菓子をのっけた様になっていました。雨樋からは氷柱が幾筋も伸び、幻想的な世界を見ました。(T)

※「放射冷却」現象とは、地表面から熱が放出され、地面の温度が下がる現象です。晴れて風の弱い日に起きやすくなります。

いい出来です。

2012年2月18日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 薪ストーブの周りを占拠しているのは、小学校の子供たちが先日の竹紙漉き体験で漉き上げてくれた竹紙です。漉き枠からきれいに剥がす前のひと手間に、薪ストーブの温もりを竹紙へいただいているところです。一つとして同じものがない、世界でたった一つの竹紙です。子どもたちはその竹紙に何を描いてくれるんでしょうか。文庫に並ぶ日が楽しみです。(U)