思い込み

2011年8月15日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 今日は夕方過ぎから雷が鳴り、夕立に見舞われた一日でした。
 そんな一日の他愛もないひとコマですが、庭園内のライオンにカマキリが決闘を挑んでいるところに立ち合いました。巨大なライオンに向かって懸命に鎌を繰り出す(当のカマキリに、そんなつもりは毛頭ないとは思いますが…。)カマキリの姿に、巨大な風車を巨人だと思い込み、槍を片手に突進するドン・キホーテの姿を思い出しました。(そういえば、ドン・キホーテもライオンに向かっていってましたね。確かライオンが相手にしてなかったような内容だったかと思いますが…?)風車を巨人と信じて向かっていくキホーテの思い込みと、ライオンの上のカマキリを見て、決闘の最中だと思い込む自分の違いはどのくらいあるのでしょうか。
 この作品は、スペインのセルバンテスによって書かれた文学作品ですが、喜劇的な表層と、その深層にある人間の思考力のようなものを記した大作として、今でも多くの人に愛されている作品だと思います。もちろん、一滴文庫内の図書室にセルバンテスの本も収蔵されていますので、気になった人は一度足を運んでみてください。文学の世界は人生を豊かにしてくれます。(S)