12月2010

 新刊図書のご紹介『あどうがたり』

2010年12月16日

一滴徒然草画像

『あどうがたり』若狭と越前の民族世界(2008年5月10日福井新聞社)を福井県の民俗学研究者で福井県詩人懇話会副代表でもある金田久璋氏からご寄贈いただきました。

民俗学の調査・研究に携わるようになり40年にもなる金田久璋氏が、調査研究の過程で採集した各地のよもやま話を、民俗学エッセーとして集成した作品です。
『あどうがたり』という書名は、「あどがたり(迎合談)」とも言い、古くは『宇津保物語』に「しれるどちこそあどがたりもするなれ」とあり、人と相槌をうって話すという意味だそうです。あとがきに記されていました。
若越地方に残る伝統や風習など、民族的な話題が満載された大変興味深い本です。

本館図書室新刊図書コーナーにあります。お立ち寄りの際にぜひご一読ください。(T)

薪ストーブ

2010年12月15日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

天気予報では今夜から冬型になると言っています。文庫では毎日薪割りをしながら達磨ストーブを焚いています。ご来館のお客様も
暖かいのが一番。自然とストーブの周りに集まります。(M)

もう咲く?

2010年12月13日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 今年の猛暑の影響なのでしょうか。マンサクの花が黄色い花びらを出し始めました。狂い咲きだと珍しがって喜んでは入られません。ミツバツツジも一輪、ユキヤナギにいたってはチラホラと季節はずれに咲く始末です。春夏秋冬どこへ行くやら。(U)

蓑虫

2010年12月12日

一滴徒然草画像

今日も一日曇り空のお天気でした。
午後から、一人で文庫に姫路からお越しになったお客様がありました。
帰り際にお声掛けすると、「水上作品を随分読みました。一滴文庫がある事は知っていましたが、なかなか忙しく来れませんでした。次回は竹人形文楽劇を是非、見に来たいです」とおっしゃっていました。
水上ファンの方々は、遠方からでもお越しになり水上勉がつくったこの一滴文庫をたいへん好んでくれます嬉しいかぎりです。
寒い冬を蓑虫の様に枝葉をくっつけてのり越えたいものです。(T)

トックリバチ

2010年12月11日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一滴徒然草画像

庭の美しかった紅葉も終わり、枝ばかりとなりました。六角堂(お休み処)脇に生えるドウダンツツジの枝に、小さな土で出来たトックリバチの巣を幾つか見つけました。巣の形が徳利(とっくり)型をしていました。季節が夏だと葉が生い茂り、とても見つける事が出来ませんが、枝ばかりになるこの時期は丸見えになり、よけい目立ちます。
 昆虫図鑑によるとこのトックリバチは泥土をこねて巣を作り、次に捕えてきた幼虫を詰め込み、卵を産みつけるそうです。幼虫は、卵が孵化後に食べて成長する餌にするそうです。巣が完成すると出入り口の穴に蓋をするそうです。写真の一つはまだ蓋があり、中には蜂の幼虫が居るようで楽しみです。

不思議な昆虫の生態を垣間見る事が出来ました。自然豊かな文庫ですごす楽しみのひとつです。(T)

ワビスケ

2010年12月10日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 白い侘助椿をお客様が眺めておられました。お声をおかけすると庭師の方で「コチョウワビスケがきれいに咲いてますね。」と木のことをいろいろとほめていただきました。自分が育てたわけではないですが、やっぱり気分はいいものです。(U)

剪定されたハルニレの木

2010年12月9日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一日中、にわか雨の降る寒空のお天気でした。
本館前に生えるハルニレの大木が雪降る前に剪定されました。カミキリムシやタマムシの幼虫が住みつき、幹にいっぱい穴を空けていたため、庭師さんが太い枝を一本、二本と切り落とし繁茂していた枝がなくなり、ショートカットとなりました。太い枝は、短くして冬場の薪にします。
来年の春、また元気よく枝葉を伸ばし、庭の中心に木陰を作ってくれることを願っています。(T)

雪吊り

2010年12月8日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

冬に備えた雪吊りが出来ました。風情がありますね。これで雪が降っても安心です。十二月に入り例年なら雪の舞う頃ですが今年はまだ暖かい日が続きます。(M)

2010年12月6日

一滴徒然草画像

 庭ではツバキが咲き始めましたが、片隅でひっそりと小さな白い花を咲かせている木にお気づきでしょうか。ヒイラギです。ヒイラギと言えば、魔除けや縁起ものとして、とげとげの葉っぱの木を思い浮かべますが、この木の葉っぱにはとげとげがありません。年を重ねると丸くなってしまうようで、ずっととんがるのも疲れるんでしょうね。花だけ見ればツバキ(椿)が目立ちますが、ほんとは字に冬のつくヒイラギ(柊)こそがこの季節の主役なんですが。(U)

新刊図書紹介『ぼくの図書カード』

2010年12月5日

一滴徒然草画像

『ぼくの図書カード』(10年11月30日刊)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。
1920年代のアメリカ南部。おかあさんやおじいさんからたくさんお話を聞いて育った「ぼく」は、本が読みたいという気持ちでいっぱいでした。でも、黒人は図書館を使うことができませんでした。図書館カードが持てなかったのです。本を買うお金もありません。「ぼく」は図書館から本を借りるために、ある考えを思いつきます――。
あとがきにこの作品が主人公「ぼく」=リチャード・ライト氏の生い立ちをもとに作られた事が書かれていました。リチャード・ライトは1908年9月4日、ミシシッピ州ナチェス近郊の農場に働く両親のもとに生まれました。家は貧しく働き口を求める移動生活で、リチャードは学校をいくつか経験しています。正規の学校教育は9年間、中学校までです。17歳のときメンフィスに移り、メガネ商のもとで働きます。この間同僚の援助で図書館に通えるようになり、読んだ数多くの本から影響をうけ作家の道をめざしました。1927年にシカゴに移り、最初の本の出版まで郵便局で働きました。1940円刊行の『アメリカの息子』が各国でベストセラーになります。かれの自伝『ブラック・ボーイ』(1945年刊)も国際的評価を受けています。この本は『ブラック・ボーイ』の一場面をもとにしたものだそうです。1960年にリチャード・ライト氏はフランスで亡くなったそうです。

本館図書室ブンナの部屋にあります。お立ち寄りの際にぜひごらんください。(T)