2月2010
鳥の楽園
「文学に描かれた嶺南」展
2月6日(土)~2月28日(日)まで福井県立若狭図書学習センターにおいて企画展ふるさとの日記念「文学に描かれた嶺南」が行なわれています。
この展示には水上先生が若狭を舞台に描いた『古河力作の生涯』、『若狭湾の惨劇』、『はなれ瞽女おりん』、『波影』…etcの書籍、舞台台本、装丁原画などの資料が展示されています。
他に、山川登美子、津村節子、山本和夫…etcといった福井県ゆかりの作家の作品や、県外出身の宮本輝、西村京太郎、五木寛之、司馬遼太郎、丹羽文雄…etcといった流行作家が、福井県嶺南地方を舞台に描いた作品を紹介していました。
展示されていた大変興味深い資料から、福井県の嶺南地方を描いた作品がこんなに沢山ある事を知りました。
嶺南地方は原子力発電所が多い事で有名ですが、他にもすばらしい所が一杯ある事を知り、地元の意外な良さを感じました。
開催期間が残りわずかです。興味がある方は是非、足を運んでみて下さい。(T)
南国のムード
春になれば
ねこやなぎ(ヤナギ科)
嬉しい悲鳴でした。
接ぎ木
文庫の庭木を剪定する庭師さんから「接ぎ木」の話を聞きました。文庫にはいろいろな種類の椿があるけれど、ほとんどが「接ぎ木」されたものだと話してました。
「接ぎ木(つぎき)」という園芸手法は、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着し、1つの個体とすることです。このときに上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木と言います。3枚目の写真は、「接ぎ木」の一種で「挿し木」というそうです。
椿の種類には、乙女椿や藪椿が台木、アメリカ花見月にはやまぼうしの台木、紅葉にはやま紅葉の台木、と植物の種類によって台木もいろいろ異なるそうです。
庭に育つ椿は、若木の時に「接ぎ木」され今では接いだ跡もほとんどわからなくなっていました。
植物の生長を促し、早く大きく育てる昔からの園芸の技が「接ぎ木」だそうです。
美しい花を咲かせる木をつくる事は、なかなか大変だと話を聞いて思いました。(T)