2008年2月

さあ、3月

2008年2月29日

 2日続いた晴天も今日まで。明日からの天気予報には、また、雪だるまが並び、冬の天気は続きますが、文庫に春の竹人形公演のポスターとチラシが届き、出来立てのほやほやの香りを事務所いっぱいに漂わせています。
 行って、逃げて、去る月追いかけ、庭の梅の花ともども、春本番へ向けてエンジン全開です。(U)

新刊図書のご紹介「手塚治虫 ぼくのマンガ道」

2008年2月28日

「手塚治虫 ぼくのマンガ道」(08年2月25日刊行)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。

手塚治虫はいっぱい漫画作品を描いてきました。本書には、手塚作品に登場する主人公や特徴ある脇役がどのようにして生み出されてきたのか、その秘密などが書かれており、思わず引きずり込まれてしまいました。

手塚治虫は略歴に医学博士とあります。医学生の頃に学費の足しにと医療研修中にマンガを描いていて、教授からこんな注意をされたそうです。「医者にはならないように、いつか患者を殺してしまうから」。本書には手塚治虫が自分の夢を医者ではなく漫画家にかけて生きてきたことが描かれています。

最後には、若い人達へのメッセージが盛り込まれています。

「手塚治虫 ぼくのマンガ道」は本館図書室ブンナの部屋にあります。お立ち寄りの際にぜひごらんください。(T)

寒中暖あり

2008年2月27日

 春寒厳しく、みぞれ降る一滴文庫でしたが、九州は長崎から、6人の年配のお客様(3組のご夫婦?)が来られました。
 伺えば、過日、早朝のラジオ番組で、渡辺淳先生のお話を聞き、「是非、一滴文庫を訪ねてみたい」といらっしゃったそうです。
 たまたま、渡辺先生はアトリエにおられて、ご用を済ませられたところだったので、文庫へお連れしました。
 お昼時でもあり、だるまストーブに薪が燃えている六角堂で、皆さん温かい蕎麦(そば)をお召し上がりになり、渡辺先生との交歓は続きました。

 温かいといえば、今月18日からくるま椅子劇場のホワイエに展示の子どもたちの絵を、六角堂の窓越しに見て、スタッフ同士「(雰囲気が)あたたかくなったね」と言い合っています。
 丹後へ向かわれた長崎の皆さん、温かい旅をお続けください。(N)

冬の晴れ間に-その2-

2008年2月25日

 雪だよりばかりで少々うんざりのことと思いますので、今日はひと時の春を楽しんでいただきましょう。
 雪解けのあと、ひょっこりと土筆が顔を出していました。アシビやマンサクやウメの木の花は、早々に花を咲かせましたが、土の中でもようやく春を感じてきたみたいです。
 青空の下、鳥も木の枝で何を思うのでしょうか。
 この青空も今日限り、明日からまた冬の空に戻るようです。(U)

再び雪降り

2008年2月24日

庭の浮島になった雪の固まりも小さくなって、雪からやっと解放かと思いきや、また雪が降ってきました。昨夜から朝方にかけてビュービューと吹雪き、山鳴りが轟いていました。家の窓ガラスが割れるのではと布団にもぐって寝ましたが、朝方みたら大丈夫だったようです。

早朝、一滴文庫に通じる田んぼ道では粉雪が舞っていて、勝手に北極の風景を連想をしたりなどしました。

茅葺き館の短かった氷柱が長く延びて立派なものになっています。庭の守り番のライオン像(松木庄吉作)は、白い覆面マスクをかぶっていてとても寒そうに見えます。寒い冬はもうしばらく続きそうです。(T)